Google Workspaceでできること 機能一覧と活用法を解説

- #Google Workspace(旧G Suite)
クラウド移行やグループウェアの見直しを検討中の IT 担当者の方へ。
本記事では、Google Workspace の機能一覧やできることを体系的に整理し、具体的な活用シーンや導入事例とともに解説します。情報収集や社内提案の材料として、ぜひ参考にしてください。
株式会社フライトソリューションズでは、お客様の要望に合わせて迅速かつ丁寧なグループウェアの導入支援サービスを提供しています。導入を検討している方は、ぜひ弊社にお任せください。
1. Google Workspace で何ができる?基本機能の全体像
Google Workspace の全体像を理解することは、導入の成否を分ける重要な第一歩です。ここではサービスの概要と、どんな業務に役立つのかを整理します。
Google Workspace で何ができる?ビジネス向けクラウドサービスの概要
Google Workspace は、次のような特長を持つクラウド型グループウェアです。
・Google アカウントで一括管理
・オンライン上であらゆる業務が完結
・シームレスなアプリ間連携
・モバイル・タブレットからもアクセス可能
・業務やセキュリティを一元管理できる管理者機能
どんな業務に役立つ?できることの全体像
Google Workspace を使うことで、以下のような業務に幅広く対応できます。
・メールやカレンダーによるスケジュール管理
・ドライブでのファイル共有と保存
・ドキュメントやスプレッドシートによる資料作成と共有
・Meet や Chat を使ったコミュニケーション
・管理コンソールによるユーザーとデバイスの一括管理
これらの機能を統合的に活用することで、業務のムダを削減し、生産性を向上できます。
以上から Google Workspace は、情報共有・連携・セキュリティの三拍子を実現する、全方位型のクラウドプラットフォームということがわかります。
2. Google Workspace 機能一覧|代表的なアプリ一覧とサービス一覧
Google Workspace の機能は非常に多岐にわたります。ここでは代表的なアプリとその役割を一覧で把握し、それぞれの強みを紹介します。
Gmail / カレンダー / ドライブなどの基本アプリ
・Gmail:強力な検索・ラベル機能でメール管理が効率的に
・Google カレンダー:チームでの予定調整や会議招集が簡単
・Google ドライブ:クラウド上でファイルを保存・共有・共同編集
ドキュメント / スプレッドシートなどのコラボレーション機能
・Google ドキュメント:リアルタイム編集でフィードバックも即座に反映
・Google スプレッドシート:関数・グラフ・集計など高度なデータ処理も可能
・Google スライド:プレゼン資料も複数人で共同作成
Google Meet や Chat などのコミュニケーション機能
・Google Meet:高画質なビデオ会議がワンクリックで可能
・Google Chat:スレッド管理や通知設定で業務チャットが快適
Jamboard / Keep / Sites などの補助アプリ
・Jamboard:ビジュアル的なブレストに最適なデジタルホワイトボード
・Keep:メモ・タスクをすぐに記録・共有できる軽量アプリ
・Sites:ノーコードで社内ポータルやマニュアルサイトを作成可能
管理者向け:管理コンソールやセキュリティ機能
・Google 管理コンソール:ユーザーやデバイスを一元管理
・セキュリティ設定:2段階認証・ログ監査・アクセス制御で高度な保護を実現
各機能が相互に連携し、企業の情報資産を守りながら業務を円滑に進められる点が Google Workspace の強みです。
3. Google Workspace でできること|活用シーン別まとめ
Google Workspace の本質は、単なる「ツールの集合体」ではなく、「業務の質を上げるための仕組み」であることです。ここでは代表的な活用シーンを紹介します。
チーム作業の効率化:同時編集・共有設定の活用
・文書や資料を複数人で同時編集
・アクセス権限の細分化で、閲覧者/編集者を制御
・バージョン履歴で変更前の状態に戻すことも可能
社内外の連絡円滑化:メール・チャット・Web会議
・シーンに応じて Gmail/Chat/Meet を使い分け
・社外とも安全にデータ・会議を共有
・リモートワークやハイブリッドワークにも最適
業務自動化と統合:Apps Script や他ツール連携
◆Google Apps Script(GAS)
JavaScript ベースで Google スプレッドシートや Gmail などを制御できる純正の開発環境。
例:スプレッドシートの集計結果を自動でメール送信/定期レポートの生成 など
◆Zapier
ノーコードで Google Workspace と外部ツール(Slack、Salesforce、Trello 等)を連携。
例:新しいフォーム送信時にメール通知+スプレッドシート記録を自動実行
◆Make(旧 Integromat)
より複雑な分岐処理や条件設定が可能なノーコード自動化ツール。
例:Google カレンダーの予定に応じて複数の通知チャネルを同時に動かす
◆Microsoft Power Automate
Microsoft 365 を中心としつつ、Google Workspace にも対応するワークフロー自動化基盤。
社内の多様な環境をまたいだ統合処理に適しています。
弊社でも業務は Google Workspace を以下のような形で利活用し、メールレス・ペーパーレスな環境で作業しています。
・部内コミュニケーションはGoogle チャットか Google Meet を利用(メールを99%使わない)
・Google ドキュメントで資料作成 → 複数人で共同編集
・レビューは Google ドキュメント内のコメント機能を使い、ペーパーレス&効率化
Google Workspace の真価は「使って終わり」ではなく、「活用して業務プロセスを変える」ことにあります。
4. Google Workspace の活用事例と導入メリット
導入に際しては「他社がどう使っているのか」が気になるものです。以下では業界別の活用例を紹介します。
IT企業のクラウド移行成功例
・オンプレミスのメール管理から脱却
Google Workspace のメール容量は30GB以上のため、メールサーバの容量制限から解放される可能性があります。
・VPN不要でセキュアな在宅勤務環境を整備
Google Workspace はクラウド製品のため、社内外問わずアクセスが可能です。
業務環境をクラウドに移すことでシームレスな業務が実現可能となります。
Google Workspace には2段階認証機能があるため、セキュアな在宅勤務環境の実現も
可能です。
・年間コスト約30%削減、サーバ運用の工数ゼロへ
ファイルサーバのデータを Google ドライブに移行して社内外問わずアクセスできるように
なることで利便性やコストが改善する可能性があります。
教育業界での導入と学習環境の最適化
・Classroom・ドライブでオンライン授業を運用
・生徒の課題提出、評価、出席まで一括管理
・デジタル教材を活用し、教職員の働き方改革に貢献
中小企業におけるコスト削減と業務効率化
・複数システムの一本化により、月額費用を削減
・社員の IT リテラシーに左右されない操作性
・初期設定や移行支援によりスムーズに運用開始
業種を問わず、Google Workspace は柔軟な拡張性とセキュリティの高さで、さまざまなビジネス課題に対応しています。
5. まとめ
Google Workspace を導入することで、業務に必要な「情報共有」「ドキュメント管理」「コミュニケーション」「セキュリティ対策」がすべてクラウド上で完結します。
導入のポイントは以下の通りです。
・各アプリの役割を理解し、自社に合った活用方法を選ぶ
・管理機能を活用してガバナンスを強化する
・業務フローとツール連携を設計して、生産性を最大化する
株式会社フライトソリューションズでは、お客様の要望に合わせて迅速かつ丁寧なグループウェアの導入支援サービスを提供しています。導入を検討している方は、ぜひ弊社にお任せください。