【Google Workspace 導入事例】Google Workspace とAzure ADを連携し、プロビジョニングを一括化-製薬会社様
- #Google Workspace(旧G Suite)
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弊社は、「クラウドで叶える業務効率化」をテーマに、クラウド型グループウェアの導入支援をさせていただいております。
Google Workspaceを会社全体で統合したい場合、それまでの各ユーザーのドメインがどういう風に利用されていたかも把握が必要です。
企業様の中には、既に個人向けのGoogle サービスに会社のドメインを使ったメールアドレスを使用しているケースとして、競合アカウントが作成されている場合がございます。
個人向けGoogleサービスを会社のドメインと使って利用している状態で、Google Workspaceへの統一化をする場合、構成検討や切替までのアナウンスや準備など考慮事項が数多く発生します。その為、専門的な知見やノウハウが必要になります。
また統合と同時に、その他のツール連携なども行う場合も多く、より一層複雑になってくる場合があります。弊社では、様々な環境やツール連携などの導入支援にも、細かく丁寧にご支援させて貰っています。
本記事では、弊社の「クラウドサービス導入支援サービス」にて、競合アカウントが作成されている環境からのGoogle Workspace への統一化、およびAzure Active DirectoryとGoogle Workspace の連携を行った事例をご紹介させていただきます。
導入前の課題
- ・企業ドメインに紐づくGoogleアカウントの統制を行いたい
- ・必要最低限のアプリケーション利用に対して、適切な権限を設定することで情報セキュリティの向上を図りたい
- ・Azure Active DirectoryからGoogle Workspaceへの連携を行えるようにしたい
- ・Google WorkspaceのIDプロバイダー(IdP)としてAzure Active Directoryを用いてシングルサインオンができる様にしたい
ご支援の流れ
ステップ1 :管理者講習会
本案件は、すでにGoogle Workspaceをご契約済みのお客様だった為、一部設計実施に関する詳細な把握が必要でした。
その為、通常とは違い、初めにGoogle Workspaceの管理者講習会を実施いたしました。
ステップ2 : 基本・詳細設計
Google Workspaceに関する設定値の検討を弊社の方にて実施いたしました。
また今回はAzure Active Directoryの設定値の検討も詳細に行っております。
ステップ3 : 構築支援
設計書を元に、お客様にて構築作業をする際の支援を実施いたしました。
ステップ4 : 運用設計(運用マニュアルの作成)
Google Workspaceに関する運用マニュアルを作成するための、運用項目確認を実施しました。
必要な運用マニュアルに対する洗い出しを行ったのち、運用マニュアルを作成いたしました。
構成図
導入後の結果
本プロジェクトではAzure ADとGoogle Workspace の連携に関する手順の洗い出し、Google Workspace 側の設計・構築のご支援、運用設計を行いました。
本構成をとったことでプロビジョニングの一元化および統一化(個人アカウントの利用禁止)を実現し、利便性が向上しております。
このように当社ではGoogle Workspace やAzure AD等のクラウドサービスをより便利にスムーズにご利用いただけるようなお手伝いをしております。Google Workspaceを利用する上でのお困りごとなどがあればお気軽にご相談ください。